京都の再エネ生情報

家族が増えました!

家族が増えました!

(松井稔さん 京都市 薪・ペレット)

オール電化の家 消費電力を削減したい

炎(火力)の調整は横のつまみで11年前に家のリフォームでオール電化にし、スイッチ操作一つで何事もできる快適な生活でした。しかし原発事故後、電力の多くを原発に依存することに疑問を持ち、原発反対と言うなら自分自身が行動できる電力使用量の削減方法は何かと考え、ペレットストーブを導入された。また、奥様が京都市右京区京北のペレット工場を見学したことも導入に弾みがついたとのこと。

部屋にマッチしたストーブ

暖か味があるペレットストーブ毎朝火を入れるのが松井さんの仕事の始め。部屋が暖かくなるのに20分ほどかかるが、ガラスの窓から炎が見えてくると実際以上にほんわり暖か味を感じるとのことです。リビングの隅に収まったペレットストーブは、部屋全体の雰囲気にマッチしています。すっきりしたデザインも気に入っているようです。

愛おしい家族の一員

子どもが自立して夫婦だけの生活だったのが、このストーブを導入したことで、また家族が増えた感じだと言う。使用説明書を読む限りはそんなに手がかからないようですが、毎日念入りに手入れをされています。まだ使用開始して1ヶ月あまり、燃焼受け皿に灰が溜り易いとか、着火時に煙が出るなど汚れの要因はありますが、だからこそきれいに手入れしてあげねばと掃除用具や着火の手順を色々工夫するなど、かわいくて仕方ないようです。奥様もその様子ににっこりと眺め、「あなたに世話を任せたよ」と安心されていました。使用前の燃料ペレットを篩にかけ、細かいものを取り除くことも上手に使う方法だそうです。

電気使用量の削減は?

燃焼受け皿のお掃除使用開始1ヶ月の実績しかありませんが、前年同時期に比べ、電力消費量は17%削減できています。1日7~8時間使うとして、燃料費(ペレット代)は8千円程度だろうと見ています。電気代の削減でカバーできませんが、電気使用量を減らしていることに満足しています。

ペレットストーブ利用のために

外に排気口を取り付け煙がでないとよく言われますが、着火時に一時的に少し煙がでます。そこで排気口の位置をどこにするか、隣近所に迷惑にならないかのチェック、さらに、燃料のペレットは現在どこででも手に入る状況にはなっていないので、調達の手間を考えまとめ買いしたくなり、保管場所確保も大事です。

詳細情報

機器の種類

メーカー : ㈱トヨトミ / 型式:ペレット Mini–A / 平成25年11月末導入

設置にかかったコスト

51万円(消費税別)
補助金 17万円(京都市 費用の1/3)

ペレットの種類

バーク(原料は国産)

ペレットの入手方法

メーカー直送 まとめ購入で物置にて保管

居住形態(戸建てor 集合住宅)

戸建て住宅

暖房する空間の広さ

8~9畳

一か月あたりの燃料代

8,000円程度(1日7~8時間使用して)

取材後記(城山 厳夫)

取り入れたいとの熱い思いをお持ちだったことを少しでも伝えられ、我が家にも設置したいなと考えておられる方の肩をポンと叩けることができるかなと取材させていただきました。
新入りのペレットストーブがかわいくて仕方がないと思っておられる様子に、当方も暖かいものを胸に感じた取材のひとときでした。

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