京都再エネコンシェルジュインタビュー
株式会社マキノデンキ(宇治市)の京都再エネコンシェルジュ・牧野伸哉さんにお話をお伺いしました。
- 株式会社マキノデンキ
- 京都再エネコンシェルジュ:牧野伸哉さん(1名)
- 再エネ分野:太陽光発電・太陽熱利用
この街の母屋のような存在でありたい
「電気屋さんですが、街のなんでも相談窓口なんです」と牧野さん。
店内は、家電がゆったりと配置され、きれいで明るく居心地がよい空間です。このステキな店内で、月に1回程度、「省エネラベルの星探し」「ぬりえ」「折り紙教室」「認知症サポート講座」など、親子で楽しめるイベントを開催されていて、地元の方が気軽に集まれる場所となっています。
マキノデンキでは家電販売やリフォームを中心に取り扱っておられますが、販売台数などを追い求めるのではなく、コミュニケーションを大切にされているとのこと。「家電のことだけでなく、色々なご相談があります。健康についてのご相談も多いですね」。
2020年1月にはWindows7のサポート終了ということもあり、パソコン更新についてのご相談も多かったとか。購入後のアフターフォローも含めて、とても頼りになる存在です。
マキノデンキオリジナルキャラクター「てくマル(左)」「マキびぃ(右)」
災害時への備えと太陽光発電・蓄電池
好評なのが、断熱リフォームだそうです。窓交換をする、断熱材を入れる、断熱浴槽に取り替えるなど、ご家庭に合わせた形で実施をされています。健康面でのヒートショック対策だけでなく、省エネ=光熱費削減にもつながり、お客様からも過ごしやすく快適になったとの声をよく聞くとのことです。耐震リフォームと同時にされることもあるそうです。
また、過去に太陽光発電を設置されたお客様から最近多いのが、蓄電池設置に関するご相談だとか。災害時の生活を守るものとして設置をご検討される方がいらっしゃるとのことです。もともと太陽光発電の設置をされていらっしゃった地元のお医者様が、災害時に停電が起きても診療ができるように、と蓄電池の設置をされたというケースもあるそうです。
「もし、災害時にこの地域一帯が停電になった時には、マキノデンキの店に来ていただければスマホ充電をしていただけるようにしています。この地域の他の店舗さんでも、災害時のスマホ充電サービスなどができるようになって、地元の方にそれがもっと分かりやすくなったら良いなあと思います。災害時の電気の見える化ですね」と牧野さん。「気軽に相談をしていただいて、リフォームなどで、より良い暮らしのお手伝いをさせていただく。街の電気屋さんとして、地域のインフラを支えていきたいです」。