ロシアより寒い! ?冬の鷹峯。ペレットストーブで快適暖房
(森さん 京都市 薪・ペレット)地元産ペレットに惹かれて購入を決意
ご主人が地元産の木材を使って鷹峯(北区)で家具づくりをされていることもあって、京都産の木材を使用した「森の力京都」のペレットに興味があり、ストーブを購入するきっかけになった森夫妻。「外国産のペレットしか手に入らなかったら購入していないと思う」とのことでした。この機種を選ばれたのは、販売会社がおすすめしてくれたからで、部屋の広さからすると少し出力の大きい機種だけれど、その分しっかりと暖房してくれるそうです。
ロシアより寒い!?冬の鷹峯
隣の部屋にはロシア在住暦10 年のご夫婦(日本人)がお住いだそうですが、彼ら曰く「 鷹峯(の住まい)はロシアより寒い」とのこと。それだけロシアの住居は暖房設備と断熱がしっかりしているのだと思います。森さんも今の住まいに引っ越したとき、あまりの寒さに住居の改装をされました。30mm の分厚いスギの床板を貼り、窓を二重窓にし、そしてペレットストーブを入れました。そのおかげで現在は快適に冬を過ごせているそうです。
住まいは賃貸なので給排気筒の工事をしてよいかは大家さんに事前に相談し了解を得たそうで、「理解のある大家さんだったのでよかったけれど、普通は理解を得るのは大変かも」とのことでした。給排気筒はベランダに向かって突き出しているのですが、煙や排気がベランダの洗濯物にかからないように、高い位置に出してありました。
専用掃除機でお手入れ簡単
日頃のメンテナンスですが、燃焼室の掃除は毎日の日課。専用の掃除機を使っているので簡単で、手間というほどのことはありません。給排気筒は年1 回、業者に頼まず自分たちで掃除をされています。
詳細情報
機器の種類
メーカー :スペリオール/型式:モニア/購入年:2012 年
設置にかかったコスト
本体・設置工事費込で約50 万円、京都市の補助金が約17 万円
ペレットの種類
全木ペレット(京都産)
ペレットの入手方法
同じ北区内の販売店で購入している。近いのでなくなってもすぐに買いにいける。
ペレットの保管方法
玄関先の雨のかからないところに保管
機器の使用期間
11 月半ば~ 4 月頃まで(約5 ヶ月間)
一冬あたりの燃料消費量及び燃料代
約3 万4 千円(2 日で1 袋消費。1 袋は10kg 入で450 円)
居住形態(戸建てor 集合住宅)
集合住宅
暖房する空間の広さ(畳何畳分)
約20 畳
併用している暖房機器
なし
取材後記(渕上佑樹)
無垢の杉板のフローリングとご主人の手づくり家具の空間に、主役のように置かれているペレットストーブが印象的でした。ご主人が丁寧に淹れてくれたコーヒーを飲み、ストーブの火を眺めながら、ゆったりとした雰囲気の中、取材をさせてもらいました。ついつい話が弾ん 予定していたよりもずっと長居してしまったのも、ペレットストーブの効果(せい)かもしれません。