京都再エネコンシェルジュインタビュー
株式会社ミゾツラ電器(亀岡市)の京都再エネコンシェルジュ・溝行誠さんにお話をお伺いしました。
- 株式会社ミゾツラ電器
- 京都再エネコンシェルジュ:溝行誠さん(1名)
- 再エネ分野:太陽光発電 太陽熱利用 薪・ペレット
めざすは「一歩先を提案できる、地域密着型の町の電気屋さん」
㈱ミゾツラ電器さんは、家電製品や住宅設備を取り扱っている「町の電気屋さん」。溝行さんは昨年、先代から事業を引き継いだばかりです。「1966年に創業し、昨年55周年を迎えました。あわせて昨年法人化をして、サービス方針を定め、会社のロゴマークも作成しました。エコな家のイメージと、階段を駆け上がるように売り上げを伸ばしていくようなロゴとなっています。また、住宅や暮らしのことを何でも相談できる“電気と住まいのコンシェルジュ”を謳っています」。
ここ2年ほどはコロナ禍で、社会のあちこちに影響が出ています。巣ごもり・おうち時間が増えて家電に注目が集まったり、一方で半導体不足から商品品薄などの問題も起きています。給湯器が入荷しづらい状況が起きるなかで、溝行さんはお客さまのご要望があったときに迅速に対応できるように、製品の確保などにも気を配っておられるそうです。
生活をしていて困ったときに相談できる。それだけでなく、「めざしているのは、一歩先を提案できる、地域密着型の町の電気屋さんです」と溝行さんはおっしゃいます。
家一軒、まるごとスマート「次世代最適ハウス」
「太陽光発電をつけられたお家には、再エネで作った電気を最大限に有効活用するためにも、省エネ家電やオール電化にすることも積極的に検討してほしいと思っています」。
省エネは削減や節約のイメージがあるが、それだけではない、と溝行さんは言います。「省エネ機器を入れることで、再エネをさらに活かすことができる。再エネは未来に繋がっていると思います。毎日の生活が楽しく安心安全で、明るく豊かになって、環境にも良いような、家がまるごとスマートハウス。そんな“次世代最適ハウス”を提案しています」。
再エネは、夢のある未来の生活
「いま、脱炭素社会に向けて色々な動きがあります。住宅の太陽光発電で電気を作り、電気自動車(EV)を蓄電池としても使って再エネを有効活用して、ゼロエネルギーハウス(ZEH住宅)にする。将来はそういうふうになっていくと思います。他にも、電機メーカーがEVの製造を始めているという話を聞いたりしています。もしかしたら、電気店でEVを取り扱うような時代になっていくのかもしれませんね」。最近、太陽光発電の買い取り制度(FIT)では、買取価格が下がってきているけれども、溝行さんは、脱炭素社会が進んでいくにつれて、太陽光発電は今後も必要とされていくのではないか、と考えているそうです。
「将来的には、例えば大工さんと協力して、住宅のコーディネートみたいなこともできるといいなと思っています。再エネの普及は、未来の生活・夢のある生活を実現することに繋がっていると思います。再エネ普及の一役をうちの会社が担えるようになって、会社も伸びてお客さまにも喜んでもらえるようにしていきたい。そう思っています」。
(取材:2022年3月17日zoomにて)