傾斜角(数字が大きいほど垂直に近い)については、よっぽど極端なものでない限り、年間日射量にはほとんど差がでません。ただ、水平に近いほど夏の日射量が多く、傾斜角が大きくなるほど冬の日射量が多くなるという季節変動があります。なお、雪の降る地域では、ある程度の角度があるほうが雪は落ちやすく、発電にとっては有利です。
方角については、東や西は、南に比べて85%ほどの日射量です。ただ、東西流れの屋根の場合には、東西両面に設置できるため、トータルの発電量が多くなり、コストメリットが大きくなることもあります。
「南向きの屋根が無い」とあきらめないで、まずは設置業者さんにシミュレーションを依頼してみましょう。
なお、北向きへの設置は日射量が少なく、反射した光が入りやすい問題があるためお勧めしません。