京都再エネコンシェルジュ

下岡敏春さんと古川義高さん

京都再エネコンシェルジュインタビュー

セブンティーン株式会社(京都市西京区)の京都再エネコンシェルジュ・下岡敏春さんと古川義高さんにお話をお伺いしました。

*下岡さん(代表取締役・右側)と、古川さん(副社長・左側)

エネルギーの地産地消を目指して

先代の社長が再エネを扱い始めたのは、41年も前。太陽光発電や太陽熱温水器を進めておけば原発に頼ることなくいけるし、衣食住、エネルギーも全部地産地消で賄う事ができるのではという熱い想いからでした。買電を全くゼロにするのは難しくても、最低限自分の家で賄えるように何ができるのかということで、色々複合して再エネを提案した事がスタートだそうです。特に東日本大震災の後はよくお話されていたそうで、その想いを引き継いだ二代目の下岡さんは、「今は広い意味でエコというよりも、災害時にも使えるということで太陽光発電や蓄電池、太陽熱温水器に関心を持つ方が増えました」と言います。

「再エネがある家だと、災害があった時に、避難所にわざわざ行かなくていいのです。避難所に行かれた方に何が一番嫌でしたかと聞いたら、知らない人達がいる中で寝泊まりする事がストレスだったというお話が沢山あったみたいです。自分の家が一番安心だし、一番ストレスがないでしょう。この本社ビルも太陽光発電と蓄電池、太陽熱温水器と床暖房が導入されていて、夜の看板のライトアップは太陽光発電で貯めた電気です。エネルギーの地産地消を目指す意向でさせて頂いている会社です」。

事務所

太陽光設置41年の経験を活かしきる

「様々な施工実績があるので、他社にはない当社オリジナルの商材を使ったり、経験から培われた、立地条件に応じて効率よく安全に施工できる技術力があります」と話すのは、古川さんです。

続けて下岡さんは、「41年で培ったノウハウは大きいと思います。国(NEDO=国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)との共同研究物件も幾つか経験させて頂いています。近場でいうと近江大橋の中の太陽光発電です。あのような環境で設置した場合、太陽光発電がどれぐらい発電して耐久性を持つのかということで協力させて頂きました。そういった長年の経験で培った設置方法のノウハウは後に活かすことができます。自社で一貫して営業から施工までやっているのが自慢です」と力強くお話頂きました。

先代の社長は、お客様のために365日、年中無休で出勤されていたそうです。今もその精神は引き継がれていて、会社は年中無休です。「給湯関係が使えなくなるとお客様が困りますから。今年は1月2日に仕事の依頼がありました」。

看板

(取材:2020年2月26日)

ページの先頭へ