京都の再エネ生情報

京都府温暖化防止活動推進センター:ペレットストーブ

京都の二条駅北歩いて徒歩8分のところに位置する京都府地球温暖化防止活動推進センター。
その名の通り、京都府内の温暖化防止の活動を推進する拠点です。

 
その一角に暖房器具としてペレットストーブが設置されています。

主力暖房としてのペレットストーブ

 
冬季は、ペレットストーブがメインの暖房として稼働しています。
見学すると、カタログや資料からはわからない、暖かさ、火の状況、煙やにおいなどを実際に肌で感じてもらえる場所です。
街中にもかかわらず、火を利用した暖房が手軽にできるのはペレットストーブならではの良さです。
実際の煙の量やにおいを体験してから設置の検討をするとよいと思います。
稼働時期は11月~3月ぐらいです。夏場は稼働していませんが、本体や設置状況の見学ならできます。

煙突

 
二重煙突を利用して、吸排気をしています。排ガスも外に出されるので安全です。
ペレットストーブは、ほとんどの種類が薪ストーブのような消防法での対応の必要はなく、灯油ストーブと同じくらいの安全性です。
(一部のペレットストーブ(輻射式)は、薪ストーブと同等の防火・耐火対策が必要です。)
壁からの距離もそれほど開けず、防火・耐火処理も必要ありません。

 
煙突もすぐ外に少し出すだけ。ススが少し出るので、煙突の先の周りは若干黒ずんでいます。
直立に屋根よりも高く煙突が必要になる薪ストーブとは大きな違いです。

木質ペレット燃料

燃料のペレットは、京都の間伐材から作られた森の力京都のペレットを使用しています。京都市内の市街地にあるので、京都市内ペレット配送の範囲内です。全木ペレット10㎏を10袋以上であれば、送料込みで1袋当たり770円で購入できます。雨露のしのげるスペースを確保できれば、多めに発注すると効率がよさそうです。
木質ペレットは、上部のペレット投入口から10㎏がそのまま入るので、無くなってきたら継ぎ足しで投入するだけ。
使用状況(強弱など)にもよりますが、10㎏でだいたい1日暖房できます。

 

立ち上がり、火をつけてから暖かい空気が出てくるまで5分~10分程度かかります。
自動点火式なので、ボタンを押すだけ。電熱線で着火してくれます。
点火時に、炎がつくまで、若干ススを伴う煙が出ます。
たまに、点火ミスで煙が多く出てしまう時もあるので、点火時は用心しています。

着火後は、ペレットの投入量と炎へのファンの風量をボタンで調節することで、火の大きさをコントロールします。
炎が安定するまでは、ペレット過多にならないように、また一定の炎になるようある程度まめに調節することが必要です。

消火にも時間がかかります。燃料投入を停止し、燃料が燃え尽きるまでファンが回ります。
最後に温度が下がれば自動停止します。

メンテナンス

日々のメンテナンスには、木質ペレットを燃やす燃焼皿のところの灰を除去することがあります。

  
電熱線で着火するので、燃焼皿の灰の除去は点灯前に必ず必要となります。

週に1回ぐらいは、燃焼皿以外に飛び散っている灰をかき出し、灰をまとめておきます。
出てきた灰は、個人では燃えるゴミとして捨てることになります。

前面のガラスもススで汚れることがあるので、きれいにすると炎が見やすくなります。

仕様

名称:NS型木質ペレットストーブ
使用燃料:木質バイオマスペレット(ホワイト、混合)
燃焼量:0.56~2.04㎏/h
最大暖房能力:8,000kcal/h
最小暖房能力:2,000kcal/h
大きさ(幅×奥×高):620mm×600mm×795mm
重量:約75㎏
電源:1φ AC100V

お問い合わせ先

京都府地球温暖化防止活動推進センター
https://www.kcfca.or.jp/
〒604-8417
京都府京都市中京区西ノ京内畑町41番3
TEL.075-803-1128 FAX.075-803-1130(土日祝・年末年始定休)
営業時間:9:00~18:00(12:00~13:00は昼休憩)

 

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