京都の再エネ生情報

実際にやってみました:「0円ソーラー」(1)

実際にやってみました:「0円ソーラー」(1)

( 太陽光発電)

 

京都0円ソーラープラットフォーム』を利用して設置をされた方にインタビューをさせていただきました。

太陽光発電を以前から検討していた京都市にお住まいの佐藤文絵さんにお話をお伺いしました。(写真提供:佐藤さん)

「化石燃料ではなく自然エネルギーで生活したいなと、この家に引っ越してきた11年前にも太陽光発電を検討しました。」と佐藤さん。その当時は、初期費用の問題と、後に歴史的風致形成建造物に指定されることになる築100年近い家の屋根に、穴を開けることに不安を感じて設置を見送ったそうです。最新の施工では、屋根材に穴を開けずに設置する方法があり、伝統的な意匠である一文字葺きにも施工できることが分かり、設置への障壁がなくなりました。京都0円ソーラープラットフォームにあるプラン内容比較表をみて、太陽光パネル設置の条件に築年数の制限がない2社に見積もりをしてもらった結果、ハチドリソーラーで設置することを決定。設置したパネルは日本製で、リース期間中だけでなく出力保証が25年、パワコンの保証は15年、自然災害補償が10年あります。

蓄電池も視野に

リビングの机上には太陽光の発電状況がわかるタッチ式モニターが置いてあり、太陽光での発電量、家全体の使用電力、売電(買電)量という3つのリアルタイム情報が一目瞭然。「今、めっちゃ(電力使用が)増えた、何を使っているの?」と、子ども達と一緒に電気の見える化を楽しみながら、意識して電気を使うようになったそうです。
さらに「日中に発電して売電しているのを見ると、買うと40円ぐらいで売ったら17円なので、昼間に夜の分を貯めたい!と本気で蓄電池をつけたくなりますね。」と蓄電池も検討したいとのことです。

0円ソーラーに関心がある方に一番伝えたいことを聞きました。

「当たり前と言われそうですが、0円ソーラーは本当に初期費用0円でした(笑)。ハードルが一気に下がりますよね。絶賛おすすめです。これまではカーボンニュートラルの達成なんかできるんだろうか?と思っていたのですが、家庭からのCO2排出量では、再エネ100%の電気と契約すれば、それだけでほぼカーボンハーフ達成なんですよね。2030年どころか今すぐできます。
さらに太陽光発電を設置して、エコキュート(高効率電気温水器)にして昼間にお湯を作り、エアコンで暖房をして、IHで料理をするように変えれば、ほぼゼロにできる。すごく現実的です。もちろん生活が不便になるわけではないし、エコなことをしようというだけではなく、電気代高騰への防波堤にもなり、災害時にも電気が使えるのはとても安心。

さらに経済的には、少なめに見積もっても30年で140万円くらいプラスになる試算(電気代33円/kWhで試算。パワコン買替20万と撤去・リサイクル処分概算費用20万の合計40万円を引いた金額)です。メリットはものすごく大きいと感じています。」

詳細情報

0円ソーラー事業者「ハチドリソーラー」

機器の種類

機器の種類

太陽光パネルメーカー: 長州産業
型式:CS-340B81(340W)
購入年:2023 年
(自然災害補償10年、パワコン保証15年、パネルの出力保証25年)

推定CO2削減効果(30年間)
210,000kWhの発電量で約73tの削減(CO2排出係数0.349kg-CO2/kWhで計算)

設置にかかったコスト
初期費用0円(10年のリース契約 10年間14,531円/月)
(ハチドリソーラーへの支払いリース代、月14,531円、電気代11,781円、売電分7,548円、買わなくてすむ自家消費電気分4,719円等を含めて、トータルでは月14,045円の支払い。
設置前の電気代支払い分11,781円と比べると、毎月2,300円支払いが増える程度。)
試算では12年で相殺。

電気代は33円/kWh、売電価格は10年間17円/kWh、卒FIT後は8円/kWhで試算。

 

 

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