京都再エネコンシェルジュの方に対して、交流及び学習のため、
薪・ペレットストーブ&ボイラーの見学ツアーを11月16日に開催いたしました。
当日は寒気が入り込んで寒かったので、ストーブの熱の暖かさをいっそう感じられました。
株式会社森の力京都にてペレット工場を見学
バスで京都市内より京北町へ移動して、まずはペレット工場(株式会社森の力京都)を見学です。
8年前から始められ、現在ではペレットを毎日6-7トン生産されているそうです。
ペレット工場ができたことで、林業を営む方にとって遠くの製紙工場等で売るよりもよく、間伐材等の有効利用になっているとのこと。
ペレットは、間伐材の有効利用となり、森林保全やエネルギーの地産地消にいいですね。
ペレットにすることで、含水率が50%から7%にまで下がるそうです。
大変迫力のある工場でした。
薪ストーブとペレットボイラー見学
京北くろだ里の駅プロジェクトの川口さんのお宅にて、薪ストーブとペレットボイラーの見学させていただきました。
家庭用ペレットボイラーは日本ではまだ珍しいもので、実際に業者の方(株式会社ZEエナジー)より解説をしていただきながら見学しました。
メンテナンスは自分たちででき、普段はペレットを入れて電源をオンオフするだけだそうです。
ペレットは薪と違い取扱が楽で、場所をとらないのでいいですね。
ペレットは森の力京都さんへ行って購入されているそうです。
昼食は、京北くろだ里の駅プロジェクトさんのお宅で、薪ストーブの輻射熱にあたり、ペレットボイラーの床暖房を味わいながら、わっぱに入ったお弁当(1,080円)をいただきました。
太陽光発電事業者の方や、ボイラー関係の事業者の方、ボランティアの人など多様な方が参加されました。
薪ボイラー見学
薪ストーブと薪ボイラーを導入されている「耕し歌ファーム」さんのお宅へ見学。
家庭用薪ボイラーでお風呂などの給湯を行っているとのことです。
薪の焚つけは、裏山から取ってくるそうです。また、薪は知り合いの方から安くいただいたり、グループで薪割りに行ったりしているそうです。
ミニ講義
京都市さんのご協力で、右京区京北合同庁舎をお借りして、京都市の方より京都市内の森林・林業についてのミニ講義
京都市域は、伐採してもよいほど成長している木が8割にもなり、手入れをされていない木を保全することは、治水など多くの点で有効であるとのお話が印象的でした。
株式会社Hibanaの松田さんより薪ストーブ・ペレットストーブのミニ講義
最初にいただいた「しおり」にでていたクイズに答える形で講義が行われました。
ペレットストーブはいくらくらいかかるの?(⇒1時間に1kg消費、10kgで540円 松田さんは月に7000円くらい)
安い薪ストーブと高い薪ストーブはなにが違うの?(⇒燃焼効率が違い、安いものは10%くらいなのが、高いものだと70%くらいになる)
など大変役に立つ身近な疑問について解説していただきました。
実際に自分の目で見て、暖かさを体感し、使用者の暮らしや生の声を聞け、各専門家の講義までついた大変有意義な見学会でした。
みなさん、寒い中おつかれさまでした。(ねぎし)