太陽光発電は一生涯安心できるシステム
(梅田修さん 京丹後市 太陽光発電)じっくり満足の機種
梅田様のお話によると、元来ご自身も奥様も新しいものに反応が早く、当時テレビや新聞などでよく宣伝していたこともあり、太陽光発電に興味があったそうです。
2 年ほど前に既に設置されていた知人宅で、販売店担当者の説明を聞き、ほとんど設置を決めつつ、再度自家で説明を聞いたときに、製品等も含めて結論を出しました。
その販売店はすべての機種を取り扱っており、ほとんどの機種について説明を聞きました。その中で一番面積あたりの発電効率がよいからとすすめられ、奥様と相談をし、現在設置している機種に決められたそうです。奥様以外のご家族の方たちへの報告は結論後だったそうです。
発電に関しては、100 年大丈夫とは言わないけれど、それぐらい心配はしていないそうです。
雪が多い地域の心配事
それよりも心配なのは、落下した雪や器具が、人に当たり、怪我をさせてしまわないかということです。「何しろ屋根の上のものだから、よく見えないからね。」と梅田様。
梅田様のお宅は道路沿いにあります。以前に一度、バスが通過するときに、とけ出した雪がバスの上に落ちそうになり、ヒヤヒヤしたことがあったそうです。
最近は積雪も少なくなってきましたが、2012 年の12 月から翌年3 月の彼岸頃までは雪が多く、屋根の上の雪もとけにくかったため、発電量はゼロとはいえないまでも、ほとんど発電しない日が続いたそうです。
梅田様は設置当時より、発電量などをノートに記録されており、管理もご自身がされています。「このシステムについては満足しています」とのことでした。
詳細情報
機器の種類
メーカー :サンヨー/型式:PVS-H20M54 /購入年:2001 年
設置したパネルの規模(kW)
3.5kW
設置にかかったコスト
約310 万円(補助金約42 万円)
最大発電月と発電量
5 月462kWh
最低発電月と発電量
12 月118kWh
直近1 年間の総発電量
年間総発電量 3604kWh
発電量に占める売電の割合
およそ30%を売電
取材後記(尾瀬貞子)
私の故郷でもある京丹後市在住の友人のご紹介で、初めて梅田様にお会いし、友人同席のもと、お話を聞かせていただきました。当日は、12月の季節にふさわしいみぞれまじりの雪の降る寒い日でしたが、雰囲気は温かく、楽しく聞かせていただくことができました。
雪が積もっても降り続くことが少なくなり、明朝10時過ぎごろにとけ出して地面に落ちます。その雪の落ちる場所が他人の土地に落ちたりすることで迷惑になることが悩みです、とも話されていました。残念なことに、この地域の多くのご家庭は、このことが原因で設置することに決断ができないことも事実のようです。
取材終了後、友人と太陽光発電設置の様子を見にまわりました。この地域は思っていた以上に設置されていました。行政も閉鎖中の会社の跡地に設置する予定ということで、土地を均すなど準備中でした。